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勉強会(スポーツ科学フォーラム)

第1部:講演 筑波大学大学院人間総合科学研究科・徳山薫平准教授
    『血糖変動と持久的な運動パフォーマンスとの関係についての研究』
第2部:講演 奈良女子大学生活環境学部・鷹股亮准教授
    『暑熱環境化での水分摂取と運動パフォーマンス』


まとめ
体は何も摂取しない状況だと運動を始めて90分〜120分でスタミナ切れを起こす。
運動パフォーマンスの低下の原因
 血液中の糖が低下…筋肉で消費される。
 血液濃度の上昇
 血液量の減少    どちらも汗をかくことによって起こる。

血液中の糖が低下すれば、運動パフォーマンスは低下する。
汗をかくことによって血液濃度は濃くなり、血液量は減少する。
水だけ補給すると血液濃度は回復するが、血液量は60%ほどしか回復しない。
ナトリウムを含んだ水分補給をすると血液濃度・血液量は回復する。

体温上昇によって運動パフォーマンスは低下しやすくなる。血液が筋肉に行く量が少
なくなる。よって気温の高い環境で運動すると体温上昇が早くなり、運動パフォーマ
ンスの低下につながる。
水分補給は運動前の体重と運動後の体重が変わらないくらいの量を摂取する。水分摂
取後、20〜30分で体内に吸収される。
喉の渇きを目安にしてよい。喉は水分が通ると脳へ伝達し、汗の量を抑えていた神経
を解除する。よって水分補給をちびちびすると汗の量は多くなり、結果的に体の水分
量は減少しやすくなる。
1回の摂取量は200cc程度が望ましい。運動前に水分摂取は必須である。


スキーのために体を鍛えるには…
運動パフォーマンスの低下しにくい、涼しい環境(ジムなど。屋外の場合は朝夕の涼
しい時間帯)でスポーツドリンクを数回に分けて摂取する。気温の高い環境では皮膚
の体温上昇を抑える為に、水などで体を冷やす。結果、疲労も残りにくい。
スキー場では、食事を1回で多く取るよりも数回に分けたほうがよい。

 
レポート:青田