クラウン第四章

平成21422

場所:白馬五竜 アルプス平ゲレンデ

天候:晴れ

白馬五竜での受験は久しぶりで、クラウン受験は
初である。
1級合格した検定会場でのクラウン受験なので、
ここではいつかクラウン合格したいと、1級を
とった頃から思っていた思い入れの強い地である。

今回は都合が悪く、事前講習を受けることが出来なかった。

前週、末永さんにベースの運動要素をメインとして小回りをレッスンしてもらった。少しずつ良くはなってきているが課題としてはまだまだであるが、今回は迷いのない小回りをやりたいと思っていた。



朝の段階では濃いガスにより平衡感覚を失わせる
ほど視界が悪かったが、徐々に回復して最初の
種目がおこなわれる頃には晴れていた。


 フリー
最初の種目はセパレートされたバーンはかなり
慎重になる。見た感じではバーンはかなり柔らか
そうだったが、滑ってみると想像以上に柔らかく、
かなり手ごわい。特に切り替えがやりづらいと
感じた。前後の重心移動も思ったように出来な
かった。 79点


 整地大回り
フリーの失敗を糧に大回りはしっかりとした重心の
動きを見せようと注意して滑ったが、なかなかうまくいかない。
重心を内側に少し入りすぎているように感じたが、なかなか
修正出来ずに滑り終えてしまった 79点

 整地小回り
検定員がゴール端に立っていたのでまっすぐに滑り降りたいと
思い、コース脇を選んだ。大回り系の種目で思った以上に
コース脇が荒れていてターンが詰まってしまったが、落差と
幅は取れたと思う。後は谷回りのポジションを速く取れる
ようにこれから練習だと思う。  79点


 中回り
得意な種目なので歯切れの良いミドルターンを心がけた。前の
人たちが少しゆったり目の中回りをしていたので、逆にどんどん
動いていくミドルターンが違った面をアピールできると思った。
中央よりスタートして若干片斜になっているのを利用して検定員に
向かって滑り降りていった。 80点


 不整地小回り
テクニカルコースのコブ斜面でのバーン設定
だった。スピードの出にくい雪質だったので、
滑りやすかったが逆にスピード感のない守りの
滑りになってしまった。 79点


 不整地大回り
コブレーンがある中での不整地大回りはかなり
難易度の高いバーン設定である。板を横にして
ターンを引っ張りすぎず、ポジションの安定と
コブのミゾ回避に注意した。今までの検定
バーンで一番難易度が高かったように思う。
 80点




今シーズンは1回だけの受験の予定だったが、白馬五竜でプライズテストがおこなわれるのを知り、受験した。点数公開ではないので、種目を淡々とこなしていくのは検定ならではの雰囲気である。滑って自分の滑りを何点でるかゆっくり分析できるのも非公開ならではである。
今シーズンは、やはり小回りの課題がシーズン始めよりあり、それを完全に修正できなかったことが悔やまれる。残りの滑走日数で翌シーズンにつなげることが出来るように、頑張って練習したい。


今回の受験者数は13名、合格者は0名となった。