クラウン第十章

平成28年3月27日

場所:栂池高原 白樺ゲレンデ

天候:晴れ  

ゼッケンNo,1





栂池クラウン受験、とうとう10年目となった。
今回はなんだか、変に意気込みも緊張もない。とうとうその時が来たのか。


事前講習はここ数年同じく吉岡裕也さん。
昨年の講習時に言われたこと、今シーズンやってきたことを思い出しながら講習を受けた。
最初の滑りは、エッジが立っただけで本来の板を出しながら長いエッジングをするということが出来なかった。どこが悪いのかを考えながら事前講習で思い出すこととなった。講習後半にようやく滑りを取り戻した。




当日、受付に行くと大勢の申込者が居た。急いで申し込み用紙に記入し並ぼうとすると・・・クラウン検定には誰も並んでいない。早めのゼッケンがほしいと思っていたが1番は嫌だ。しかし誰も並ぼうとしないので、仕方なく数名でじゃんけんすることに。結果、僕は敗北し、1番となってしまった。
検定バーンはセパレートされ、規制されていた。今回事前講習時より、バーン設定がロング用の板を使用するのには適さないと言われていた。なので、すべてショート用の板で対応することとなった。




 大回り 白樺上部斜面
最初の種目。トップスタートなのでバーンは荒れていない。練習どおりに行こうと何も考えなくてスタートした。失敗することもなく、ゴールしたが・・・。回転弧が板のサイズにしては大きすぎたか。79点



 小回り 白樺斜面
斜度が緩く、距離も短い。朝からイマイチいい感じをつかめないバーンコンディションに不安もあったが、仕方ない。
前半板を出していったが、やはり板が返ってこない。思った感じに滑れたのはスピードが乗ってきた最後の2ターンだけだった。 79点



 フリー 白樺上部斜面
大回りと同じ斜面でのフリー。ここで加点しておかないと、かなり厳しいので思い切って行こうと思った。構成はショートの板なので、マッタリ感を出さずアンシンメトリーで構成した。バーンコンディションはかなり緩んで、板の推進性を出していかないとならない。そのあたりの要素が出し切れていないのか。 80点



 不整地小回り 白樺斜面
最終種目、コブのピッチは狭めを選択した。82点を狙うのは難しいが、ココ一番で加点を狙う滑りが自分に出来るのか?いつも以上に攻めることが出来るのかを試す機会だと思いスタートした。スキーのトップを落としいい感じで滑ったが、後半の1ターン衝撃をもらいすぎて動きが止まった。 80点







検定は与えられたバーンの中で、自分の技術の幅の中から、最適な要素を駆使して最高の表現をしなければならない。今回は、滑りに関しては自信があったが、結果は出なかった。それは今から考えると色々反省すべき点がある。今回はそれを教えてもらった。種目を落としても、次に挽回できるだけの滑りが出来るように、もっと上の滑りを身につけて望まねばならない。技術面・精神面・体力面を強化し、再度練習していこうと思う。




今回も多くの友と一緒に受験できた。一緒に受験した中から加点で合格者も誕生し、良い刺激になった。次回こそは一緒に受験している仲間と共に合格したい。



今回の受験者数は53名、合格者は4名となった。