クラウン第九章

平成27年3月29日

場所:栂池高原 チャンピオンゲレンデ

天候:曇りから小雨  

ゼッケンNo,2





恒例行事?となっているクラウン受験、今シーズンも栂池に行ってきた。
今回こそは栂池を卒業し、新たな地へと行きたい。


事前講習は吉岡裕也さん。昨年と同じ講師なので、彼の講習の進め方は僕の感覚に良くあっているため、良い講師にあたった。
最近友人から滑りの根幹を叩き込んでもらったので、そのテーマ・感覚を変更することなく、新たな感覚(テールのインエッジを使う意識)と、忘れかけていた注意点(目線の高さを変えない)を再度意識して滑ることを講習で得た。




当日、検定バーンはセパレートされ、規制されていた。検定開始前の
集合時に主任検定委員から、硫安が入れてありコンディションは良い
とのコメントがあったが、さてどのようなものか、実際に滑ってみないと
わからない。
あと、今回はスキーグラフィックの取材が入っていて、取材承諾書も
提出する必要があった。



 大回り チャンピオン北側斜面
最初の種目。ビブNoが早いので、バーン情報無く、雪面状況がわかり
にくい。まずはスピードをおさえて、前半の捉え・後半のヌケに意識を
して滑った。思ったより板が良く滑り、スピードが良く出る状況で抑え
目にいったのがよかった。雪面状況は硫安が入っていたにもかかわらず、
気温の影響で柔らかく外スキーの足場を作りにくかったかもしれない。
また、雪面タッチとエッジ角度も気をつけなければならなかった。80点



 小回り チャンピオン最北側斜面
後半エッジングとならないように気をつけた。また、目線の高さと雪面
タッチも忘れることなく、落差を出して滑った。少し前半の捉えが甘い
かなと思ったが、そこで強く仕掛けてしまうと悪い癖が出たかもしれない
ので、ちょうど良かったか。 81点



 フリー チャンピオン北側斜面
大回りと同じ斜面でゴール位置を下げてのバーンセッティングとなった。
大回り終了した時点で、少しバーンが荒れていたので、スタート位置と
切り替え位置を荒れている場所に持っていかない様に意識してスタート
した。構成は悪くないと思ったがエッジを立て過ぎ、推進性を損なう滑りを
してしまった。 79点



 不整地小回り チャンピオン南側斜面
最終種目、コブのピッチは狭め、事前講習で使用した斜面なので問題ないと
思っていた。前走者が雪面からかなり板が浮いていたので、コブの出口は
かなり受けていると確認できた。縦目に行きつつも、スピードをコントロー
ルし、板の先落としとポジション意識して滑った。結果スピードを抑え過ぎた。
今の自分にもっと自信を持って攻めるべきだった。 79点







やはり、クラウンは与えられた雪面情況の中で、自分の技術の幅の中から、最適な運動要素を出していかないといけない。雪面状況をよみ、構成を考え、そしてモチベーションを高め、スタートする。今回は、最初の2種目で点数を出して加点ももらい、余裕のある中での後半で落とした。その原因のひとつは、スタート時までのモチベーション意識だったと思う。そのような点も含めて、再度練習していこうと思う。




今回は多くの友と一緒に受験できた。お互いに情報交換し、励ましあい、そしてモチベーションを高めていった。一緒に受験した中から合格者も誕生し、自分は不合格であったがとても充実した2日間であった。



今回の受験者数は63名、合格者は2名となった。クラウン受験者は例年より多くビブが足りない状況であった。